
桜井政博さんが、トビー・フォックスさんやヨコオタロウさんらを含むゲームディレクター10人の集合写真を公開しました。
今回は、豪華な顔ぶれがそろった投稿をきっかけに、以下の4つの構成で話題とゲームにまつわる豆知識をご紹介します。
- 桜井政博さんが公開したゲームディレクターの集合写真のニュース紹介。
- 「ゲームの視覚研究と座りっぱなしの習慣」に関する2つの豆知識。
アクションゲームで見分ける力が変わる!?視力とは違う「コントラスト感度」の研究
ゲーム好きは座りっぱなしに注意!?短い歩行休憩と脚の血管機能を調べた研究
- Xのコメントまとめ。
- 筆者の感想。
今回のニュースに注目しながら、ゲームの視覚研究と座りっぱなしの習慣にまつわる豆知識も身につけていただき、ゲームとの付き合い方について改めて考えるきっかけになれば幸いです。
それでは早速、桜井政博さんのニュースから見ていきましょう。
桜井政博さんが公開した集合写真のニュース情報
今回のゲームディレクターの集いに関する投稿をまとめました👇。
桜井さんたちゲームディレクターの集いをきっかけに、ゲームの視覚研究と長時間座る習慣にまつわる2つの豆知識をご紹介します。
アクションゲームで見分ける力が変わる!
?視力とは違う「コントラスト感度」の研究
ゲームと目の関係には、目の疲れだけでなく、視覚情報を処理する力の研究もあります。
ロチェスター大学は2009年、アクションゲームとコントラスト感度の研究を紹介しました※1。
コントラスト感度とは、灰色の微妙な濃淡などを見分ける能力です。
熟練したアクションゲーム利用者と非利用者の比較では、最大58%の差が紹介されています※1。
これは、視力検査の数値が58%改善するという意味ではありません。
灰色の濃淡を見分ける力に変化
研究では、22人の学生を二つのグループに分け、9週間で50時間のゲームを行わせました※1。
一方は「Unreal Tournament 2004」と「Call of Duty 2」、もう一方は「The Sims 2」をプレイしています※1。
アクションゲーム群では、近い灰色を見分ける力に平均43%の改善がみられました※1。
比較で紹介された58%と、訓練による平均43%は、異なる結果です。
数字を区別すると、研究の内容をより正確に理解できます。
霧や薄暗さで輪郭が見えにくい場面を思い浮かべると、濃淡を見分ける力の役割が分かりやすいでしょう。
複数の物体を追う力は別の課題
ゲームでは、敵や味方、障害物など、複数の情報に注意を向ける場面があります。
ただし、今回の大学発表は、コントラスト感度を主に扱ったものです※1。
一般の人は3〜4個、ゲーマーは5〜7個まで追跡できるという数字は、この資料からは確認できません。
物体を追う力と、灰色の濃淡を見分ける力は、同じ検査ではないのです。
視覚能力を知るときには、何を測った研究なのかに注目しましょう。
画面全体を見渡すのが得意でも、小さな文字を読むのが楽だとは限りません。
視覚情報の処理と、目の健康を分けて考える
大学の説明は、ゲーム訓練によって、既に得られている視覚情報を脳がより効率的に扱う可能性に触れています※1。
訓練後も改善が続いたことが紹介されています※1。
一方、この発表だけで、すべてのゲームが視覚処理速度を上げるとは言えません。
近視や眼精疲労が起きないと証明されたわけでもありません。
能力を測る研究と、長時間プレイの負担は、別々に考える必要があります。
ゲームの種類や利用環境、もともとの目の状態にも目を向けたいですね。
アクションゲームとコントラスト感度の関係を示す研究があります※1。
58%の比較結果と、訓練による平均43%の改善を混同しないことがポイントです。
ゲームの可能性を知りながら、目の負担にも配慮した遊び方を考えていきましょう。
ゲーム好きは座りっぱなしに注意!
?短い歩行休憩と脚の血管機能を調べた研究
ゲームに夢中になると、同じ姿勢で座る時間が長くなることがあります。
インディアナ大学の研究者らは、長時間の座位と歩行休憩が脚の血管機能に与える影響を調べました※2。
この研究は、ゲームを3時間プレイすると血流速度が必ず半分になると示したものではありません。
何が測定され、休憩によってどんな違いがみられたのかを見ていきましょう。
測ったのは脚の動脈の血管機能
2015年の論文では、肥満ではない男性12人が、3時間座る二つの条件に参加しています※2。
脚を動かさずに座る条件と、途中で歩く条件が比較されました※2。
測定したのは、太ももの浅大腿動脈の血流依存性血管拡張反応などです※2。
これは、血管が刺激に応じて広がる働きを評価する指標です。
座り続ける条件では、その血管機能の指標が低下しました※2。
膝裏の動脈でゲーム中の血流速度が50%下がったという説明とは異なります。
動脈の指標だけから、エコノミークラス症候群の発症を断定することもできません。
実験では5分の歩行を三回実施
歩行を入れる条件では、開始30分、1時間30分、2時間30分に、それぞれ5分間トレッドミルで歩きました※2。
この条件では、座り続ける条件でみられた血管機能の低下が防がれました※2。
約1時間おきに短い歩行を入れた実験ですが、あらゆる血流が完全に回復すると証明したものではありません。
対象者や実験条件を踏まえて、結果を受け止めることが大切です。
日常では、ゲームの区切りで席を離れる予定を作ってみるのも一つの方法でしょう。
休憩を後回しにしやすいなら、始める前に時刻を決めておくと意識しやすくなります。
足首を動かす対策と、歩行の実験は区別する
立ち上がりにくい場面では、自分がどのくらい同じ姿勢でいるかを意識してみましょう。
ただし、今回の論文は歩行休憩を調べたものです※2。
つま先を20回動かせば同じ効果が得られると、この研究から説明することはできません。
座ったままの動きと歩行の効果を、そのまま同一視しないことが大切です。
マッチの開始前やセーブの後など、席を離れやすいタイミングを探してみてください。
ゲームだけでなく、仕事や動画視聴で座る時間も合わせて振り返ると、生活全体の習慣を考えやすくなります。
長時間の座位で低下した血管機能の指標が、短い歩行休憩で維持された実験があります※2。
血流速度が必ず半分になる、歩けばすべて完全に回復するという説明は適切ではありません。
作品を長く楽しむためにも、座りっぱなしの時間に気づき、休憩の取り方を考えてみましょう。
Xのコメントまとめ
それでは、桜井政博さんの投稿と、その周辺のやり取りについて、Xで寄せられたコメントをご紹介します。
次の投稿は、関連ユーザーの投稿画像に疑問を呈する返信です。
桜井さん本人が公開した集合写真への指摘とは区別してご紹介します。
筆者のコメント
桜井政博さんの投稿で、ゲームディレクター10人が並ぶ写真を見られるのは、ファンにとってうれしい機会だと感じました。
名前を知っている人が複数いると、それぞれの作品を思い浮かべながら、写真を何度も見返したくなります。
詳しい人ならではの楽しみ方もあれば、初めて知った制作者に興味を持つ楽しみ方もあります。
追加投稿で顔ぶれが明示されていることも、読者にとってありがたいと思います。
見た目だけで人物を推測せず、本人の説明を確かめられるのは安心です。
「アベンジャーズ的な集い」という短い表現は、集まった人たちの存在感を伝えています。
ただし、作品のコラボレーションや共同制作を発表した投稿ではありません。
写真を楽しむことと、まだ示されていない計画への期待は分けて考えたいです。
ゲームの話題は、新作の機能や売上に注目しがちですが、作る人たちの交流にも面白さがあります。
違う考え方を持つ人が、どんな話をするのか想像するだけでも興味が湧きます。
実際の会話の内容は分からないので、そこは想像として楽しむ程度にとどめたいですね。
今回合わせて紹介した視覚の研究も、ゲームへの見方を少し広げてくれると感じます。
画面を見ることに関する研究でも、測っている能力によって意味が変わります。
コントラスト感度と、普段の視力検査を同じものとして受け取らないことが大切です。
印象的な数字ほど、何を比較した結果なのかを確かめてから理解したいと思いました。
楽しむ作品に良い面があると知るのはうれしいですが、長時間遊んでも問題ないという話にはつながりません。
遊ぶ内容と、遊ぶときの姿勢や休憩は、それぞれ考える必要があります。
好きな場面ほど、席を立つタイミングを逃してしまうことがありそうです。
だからこそ、休憩も最初から予定に入れておく方が、気持ちよく遊びやすいと感じます。
セーブをしたら少し歩くなど、作品の区切りと結びつければ、習慣にしやすいかもしれません。
ゲームに限らず、仕事や動画視聴で座る時間も振り返ってみたいです。
制作者たちの写真を見て好きな作品を遊び直したくなった人にも、無理のない楽しみ方を考えてほしいと思います。
長く付き合える趣味だからこそ、当日の楽しさだけでなく、翌日も気持ちよく過ごせることを大切にしたいです。
今回の集いが、作品の思い出を語る機会や、自分の遊び方を見直す小さなきっかけになればうれしいです。
休憩も大切にしたいです。
引用文献
- ※1 University of Rochester「Action Video Games Improve Vision」。
http://rochester.edu/news/printable.php?id=3342 - ※2 Thosarほか「Effect of prolonged sitting and breaks in sitting time on endothelial function」。
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/25137367/






























