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Mrs. GREEN APPLE「シンデレラ」MV公開!新曲にかける熱い想いとは

Mrs. GREEN APPLEが「シンデレラ」のMVを公開し、Xには作品を受け止めたファンの感想が寄せられています。

そこで本記事では、MV公開の話題をきっかけに、次の4つの構成で気になる情報や音楽の豆知識をご紹介します。

  1. 「シンデレラ」公式MVの公開情報の紹介
  2. 「音楽の価値と心身の反応」に関する2つの豆知識
    • 音楽が脳を「経済マシン」に変える驚愕の神経科学
    • 音楽が人体を「改造」する医学的エビデンスの全貌
  3. Xのコメントまとめ
  4. 筆者の感想

今回のMV公開を楽しみながら、音楽の価値や心身との関わりも知っていただき、普段の音楽体験の奥深さを見つめ直す機会になれば幸いです。

それでは早速、ミセスの公式MV公開情報を確認していきましょう。

「シンデレラ」公式MVの公開情報のニュース情報

今回のミセスによるMV公開のお知らせを、公式Xで確認しましょう👇。

今回の「シンデレラ」MV公開をきっかけに、音楽の価値と心身の反応に目を向けながら、音楽をもっと楽しむための2つの豆知識をご紹介します。

音楽が脳を「経済マシン」に変える驚愕の神経科学

音楽への「お金を払ってでも聴きたい」という気持ちには、脳の報酬系が関わることが神経科学研究で示されています。※1

ドーパミンの働きを薬で変えると支払い意欲にも変化が生じ、同じ音楽を聴く人同士では心拍や呼吸のリズムが近づく現象も報告されています。※1、※2

これらは査読を経て発表された研究ですが、脳が単なる計算機になるという意味ではありません。

ドーパミン操作で音楽への「支払い意欲」が変わる脳内経済学

米国科学アカデミー紀要に掲載されたFerreri博士らの研究では、27名の健康な参加者に、ドーパミンの前駆体レボドパ、受容体を遮断するリスペリドン、プラセボを別々の機会に投与し、音楽への支払い意欲を測定しました。※1

結果は、レボドパを投与した条件で、リスペリドンの条件よりも支払いたい金額が有意に高くなるというものでした。※1

論文で報告されたこの比較のp値は0.015です。※1

統計的に有意という表現は偶然ではないことを保証する意味ではなく、用いた検定の基準を満たしたことを指します。

私たちが音楽に感じる価値に、ドーパミンの働きが関わることを示す研究です。

音楽を聞くと他人と心拍が近づく集団生理現象

Frontiers in Physiology誌のBernardi博士らの研究では、同じ生演奏を聴く人々の心拍間隔、呼吸、末梢の循環指標などの同調が、安静時よりわずかながら一貫して高まることが報告されました。※2

特に音量変動の少なさが同調の程度に関連し、音響的特徴が同調のばらつきの約80%を説明しました。※2

これは「同期効果が80%向上した」という意味ではありません。

音楽が、意識的に合わせようとしなくても、人々の身体のリズムを近づける可能性を示しています。※2

脳スキャンから音楽への支払い意欲を探る

Science誌に掲載されたSalimpoor博士らの研究では、fMRIによる脳活動の測定から、初めて聴く音楽の報酬価値と支払い意欲の関係を調べました。※3

側坐核と、音を処理する聴覚皮質などの相互作用が、音楽にどれだけ価値を感じるかに関連していました。※3

ただし、あらゆる人の音楽購買行動を80%の精度で予測できるという結果ではありません。

音楽配信やマーケティングを考えるうえでも興味深い基礎研究ですが、実用的な購買予測の精度を示したものとは区別する必要があります。

これらの研究は、音楽体験が個人の好みに加え、ドーパミン、身体のリズム、脳内ネットワークの働きとも結びついていることを示しています。

研究ごとの条件や指標を押さえると、音楽の価値をより具体的に考えられます。

音楽が人体を「改造」する医学的エビデンスの全貌

音楽活動は楽しみをもたらすだけでなく、心理状態や身体の指標、音の記憶との関係も研究されています。

集団での太鼓演奏では炎症関連の指標に変化が見られ、胎児期に聴いた旋律への反応は生後4か月にも観察されました。※4、※5

ただし、音楽が人体を根本から「改造」したり、免疫力や知能を一定割合高めたりすると証明されたわけではありません。

10週間の太鼓演奏で炎症関連の指標に変化

PLoS ONE誌のFancourt博士らの研究では、精神保健サービス利用者を対象に10週間の集団ドラム演奏を実施し、唾液中のサイトカインなどを測定しました。※4

抗炎症性サイトカインIL4は6週で9%、10週で13%増加しましたが、これは免疫系全体が13%改善したことを意味しません。※4

炎症に関わるMCP1は6週で10%減少した後、10週にはほぼ開始時の水準に戻りました。※4

不安の変化とIL4の変化の関連も報告されましたが、地域によって群を分けた探索的研究であり、太鼓演奏の治療効果を確定したものではありません。※4

胎児期の音楽体験と生後4か月の脳波反応

PLoS ONE誌のPartanen博士らの研究では、妊娠後期に特定の旋律を繰り返し聴いた群と対照群で、赤ちゃんの事象関連電位ERPを比較しました。※5

ERPは刺激に対する脳の電気的反応を測るもので、脳の能力全体の高さを表す数値ではありません。

学習群は出生時と生後4か月に、学習した旋律の変えていない音に対して、対照群より大きな反応を示しました。※5

効果サイズは出生時d=0.97、生後4か月d=1.68でしたが、これは「97%」「168%」の増加率ではありません。※5

聴取回数と出生時の反応の大きさにも関連が見られ、胎児期の音の学習が数か月残る可能性を示しています。※5

音楽と共感をつなぐ神経回路の仮説

Social Cognitive and Affective Neuroscience誌のMolnar-Szakacs博士らの論文では、音楽とミラーニューロン系の関わりが論じられています。※6

ミラーニューロン系とは、自分が動作するときと、他者の動作を見聞きするときの両方に関わる仕組みとして研究される神経系です。

この論文は、音楽が動作の内的な模倣や感情の共有に結びつくという理論的な枠組みを提案しています。※6

音楽経験者に共感専用の新しい神経細胞群が進化したことや、音楽活動で誰もが共感能力を高められることを実証した研究ではありません。

これらの研究は、音楽活動と炎症関連の指標、胎児期の聴覚学習、感情を共有する仕組みとの関係を考える手がかりになります。

それぞれの研究が測ったものを区別しながら読むことで、音楽と身体の関係をより正確に理解できます。

Xのコメントまとめ

それでは、ミセスのMV公開に関して、Xに投稿された感想を見ていきましょう。

筆者のコメント

今回の「シンデレラ」MV公開で印象に残ったのは、作品を届ける公式の案内と、それを受け取った人たちの感想が、まったく違う温度で並んでいることです。

公式投稿は短い言葉で映像への入り口を示し、その先でファンが自分の思いや経験を語っています。

作品が世の中に届くというのは、再生されることに加えて、誰かの生活の中に置き場所ができることなのだと感じました。

音楽には、気分が合う日に自然と選びたくなる曲もあれば、少し時間がたってから良さが分かってくる曲もあります。

MVが公開されると、同じ楽曲にもう一度出会い直せるところが嬉しいです。

映像を先に見た人と、音源を繰り返し聴いてきた人とでも、受け止め方は違うと思います。

その違いがあるからこそ、感想を読み比べる時間にも発見が生まれます。

今回も、共感したという反応、映像の世界観に惹かれたという反応など、注目する点に広がりがありました。

私は、感動の大きさを言葉の強さや投稿の数だけで測らなくてもよいと思っています。

うまく説明できないまま何度も聴いてしまうことや、あとになって一つの場面を思い出すことも、その人にとって大切な反応だからです。

好きな作品に出会ったとき、関連する活動を追いたくなったり、手元に残る形で楽しみたくなったりする気持ちも自然なものだと思います。

ただ、応援する方法は一つではなく、自分の暮らしに合うペースで長く楽しめることが何よりです。

今回の公開も、深夜にすぐ確認した人、朝になって知った人、これからゆっくり見る人と、さまざまな入り方があるはずです。

そのどれにも、作品と出会う楽しさはあるのではないでしょうか。

また、SNS上の感想は、自分と同じ気持ちの人を探すためだけでなく、他の人がどこに心を動かされたのかを知る機会にもなります。

意見が違っても、作品を楽しむ視点が増えると思えたら、音楽を囲む時間はもっと豊かになりそうです。

公開時の盛り上がりが落ち着いたあとに、ふと戻りたくなる作品があることも、音楽の魅力だと感じます。

今日の感想を覚えておいて、少し先にもう一度見たときの気持ちと比べてみるのも面白そうです。

Mrs. GREEN APPLEの「シンデレラ」が、聴き手それぞれの日常のどんな場面に残っていくのか、これからの反応も楽しみにしたいです。

同じ曲を誰かと話題にできることも嬉しいですし、一人で静かに味わう時間にも価値があります。

自分に合った楽しみ方で向き合いたいと思います。

引用文献

  1. ※1 Ferreri et al.「Dopamine modulates the reward experiences elicited by music」
    https://www.pnas.org/doi/10.1073/pnas.1811878116
  2. ※2 Bernardi et al.「Increase in Synchronization of Autonomic Rhythms between Individuals When Listening to Music」
    https://www.frontiersin.org/journals/physiology/articles/10.3389/fphys.2017.00785/full
  3. ※3 Salimpoor et al.「Interactions between the nucleus accumbens and auditory cortices predict music reward value」
    https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/23580531/
  4. ※4 Fancourt et al.「Effects of Group Drumming Interventions on Anxiety, Depression, Social Resilience and Inflammatory Immune Response among Mental Health Service Users」
    https://journals.plos.org/plosone/article?id=10.1371/journal.pone.0151136
  5. ※5 Partanen et al.「Prenatal Music Exposure Induces Long-Term Neural Effects」
    https://journals.plos.org/plosone/article?id=10.1371/journal.pone.0078946
  6. ※6 Molnar-Szakacs and Overy「Music and mirror neurons: from motion to e-motion」
    https://academic.oup.com/scan/article-pdf/1/3/235/27100198/nsl029.pdf
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