
『VIVANT』公式の「10.4 RE:START」という告知を受け、Xでは待ち遠しかった再開を喜び、次の展開を楽しみにする声が見られます。
そこで本記事では、再始動を知らせる今回の投稿を入り口に、以下の4つの構成でニュースや役立つ豆知識をご紹介します。
- 『VIVANT』公式の再始動告知紹介。
- 「続きが気になる心理と夜の視聴習慣」に関する2つの豆知識。
誰もがやってしまうベッドでスマホ、朝までドラマの一気見:睡眠との関係を研究から考える。
いいところで終わるドラマの真実:誰もが経験する「続きが早く見たい」はどう生まれる!?
- Xのコメントまとめ。
- 筆者の感想。
今回のニュースに注目しながら、続きが見たくなる心理や睡眠にまつわる豆知識も身につけていただき、ドラマを楽しく見続ける習慣について改めて考えるきっかけになれば幸いです。
それでは早速、『VIVANT』再始動のニュースから見ていきましょう。
『VIVANT』再始動のニュース情報
今回の『VIVANT』再始動を知らせる公式投稿をご紹介します👇
今回の『VIVANT』再始動をきっかけに、続きを待つ楽しさと無理のない視聴習慣にまつわる2つの豆知識をご紹介します。
誰もがやってしまうベッドでスマホ、朝までドラマの一気見:
睡眠との関係を研究から考える。
「もう1話だけ見たら寝よう」と思いながら、予定より長く視聴してしまったことはありませんか。
続けて複数のエピソードを見る行動は、ビンジウォッチング、一気見などと呼ばれます。
一気見と睡眠の関係を調べた研究がありますが、「ビンジウォッチング症候群」という病名が確立しているわけではありません。
一気見の頻度と睡眠の質に関連。
2017年に発表された研究では、18〜25歳の成人423人にオンライン調査を行い、視聴習慣や睡眠の状態を調べました。※1
一気見の頻度が高いことは、睡眠の質の低さ、疲労、不眠症状の多さと関連していました。※1
ただし、この研究から、一気見がすべての人の睡眠を悪くする原因だと断定することはできません。
生活リズムや心身の状態など、視聴以外の要因も考える必要があります。
原文の「睡眠の質が悪い人の32.6%が一気見をしている」という説明は、論文で示された数値の意味を正しく表していないため、そのまま使うのは適切ではありません。
就寝前も物語を考え続けてしまう。
この研究では、寝る前に頭が活発に働いている状態である「認知的な覚醒」が、一気見と睡眠の問題との関係を統計的に説明する要因として示されました。※1
ドラマを見終わってからも、登場人物の行動や次の展開を考え続ける状態をイメージすると分かりやすいでしょう。
ただし、研究で視聴中の脳を直接測定し、仕組みのすべてを確認したわけではありません。
また、この結果を画面のブルーライトだけで説明することもできません。
視聴を続けることで寝る時間そのものが遅くなっていないかも、自分の習慣を振り返るポイントになります。
楽しさを残しながら区切りをつける3つの工夫。
まず、見始める前に、今日は何話まで見るかを決めておくとよいでしょう。
次に、自動再生をオフにして、続けて見るかどうかを自分で選ぶ時間を作る方法があります。
さらに、視聴終了後は考察や関連動画を次々に追わず、落ち着いて休むための時間を取ることも考えられます。
これらは無理なく区切りをつけるための工夫であり、実行すれば必ず睡眠が改善すると保証するものではありません。
翌日の眠気や生活への影響を確かめながら、自分に合う楽しみ方を探したいですね。
一気見と睡眠の問題には関連が報告されていますが、研究の数字をそのまま全員に当てはめることはできません。
大切なのは、見た時間だけでなく、寝る前の気持ちや翌日の調子にも目を向けることです。
好きなドラマを長く楽しむためにも、休息の時間を一緒に守っていきましょう。
いいところで終わるドラマの真実:
誰もが経験する「続きが早く見たい」はどう生まれる!?
ドラマの終わりに、ここで終わってしまうのかと驚いたことはありませんか。
危機の結末や重要な答えを残したまま一区切りにする演出は、クリフハンガーと呼ばれます。
続きへの期待を生む手法ですが、その働きを「ドーパミンが大量に出るから」とだけ説明するのは慎重であるべきです。
緊張することと続きを見ることは同じではない。
クリフハンガーの効果を調べた実験では、133人に連続ドラマを見てもらい、終わり方による反応の違いを検討しました。※2
研究ではクリフハンガーによる覚醒の高まりが見られた一方、続けて視聴する意図などについて、同じように明確な効果が確認されたわけではありません。※2
つまり、強く気持ちを動かす終わり方が、必ず次の視聴を引き起こすとは限らないのです。
なお、この実験はドーパミンの分泌量を直接測定したものではありません。
「未完了の物語でドーパミンが最も強く作用する」と断定する根拠にもできません。
物語の疑問を持ち越す面白さ。
答えが残されたまま終わると、次の話で何が分かるのかを考える楽しみが生まれます。
登場人物の目的、言葉の意味、まだ見えていない事情など、気になる点は人によって違います。
自分の予想をメモしたり、友人と感想を話したりする時間も、連続ドラマならではの楽しみです。
ただし、こうした体験をすべて「認知的不協和」という一つの概念で説明するのは適切ではありません。
続きを見たい気持ちには、好奇心や人物への関心など、さまざまな要素が含まれると考える方が自然です。
「気になる」と「今見る」を分ける。
続きを見たいと思っても、その場で視聴しなければならないわけではありません。
気になる疑問を書き留めておけば、次に見るときの楽しみとして残せます。
自動再生をオフにすることは、次のエピソードをいつ見るかを自分で選ぶ工夫になります。
視聴を終える時刻や、その後の予定を先に決めておく方法もあるでしょう。
特定の場面で止めれば必ず眠れると考えず、自分が落ち着いて区切れるタイミングを探してみてください。
クリフハンガーは物語への緊張や期待に関わる演出ですが、その効果は一つの脳内物質だけで説明できません。
続きを待つ時間も含めて、自分のペースで楽しむことができます。
作品に夢中になる気持ちを大切にしながら、生活の中で無理なく見続けたいですね。
Xのコメントまとめ
それでは、『VIVANT』の再開について、Xに寄せられた期待や感想をご紹介します。
筆者のコメント
『VIVANT』公式の「RE:START」という言葉を見て、続きを待つ時間にもドラマの楽しさがあるのだと感じました。
物語を見ている時間だけが、作品と付き合う時間ではないのでしょう。
次はどうなるのかを考えたり、印象に残った場面を思い出したりする間も、自分の中で物語は続いています。
公開されているファンの投稿にも、再開を心待ちにしていた気持ちが表れていました。
待っている期間が長く感じられたという声を見ると、それだけ作品が日常の楽しみになっているのだと思います。
一方で、期待が大きいと、再開前にあれもこれも確認したくなります。
前の話を見直し、予告を見て、考察を読み始めると、気づけば予定していた時間を過ぎていることもありそうです。
私も気になる作品ほど、情報を追いかけることまで含めて楽しみたくなります。
だからこそ、楽しむ気持ちを我慢するより、どこで区切るかを先に考える方が続けやすいと感じました。
たとえば、今日は気になった場面だけ振り返り、残りは次の休みに見直すという方法でも十分楽しめます。
全部を思い出してから再開を迎えなければならないわけではありません。
むしろ、忘れていたことを本編の中で思い出し、前の場面とのつながりに気づく面白さもあります。
今回の睡眠の豆知識を読むと、長く見たかどうかだけでなく、見終わった後の状態も意識したくなりました。
映像を止めても頭の中で考察が続いていると、休む時間に切り替えにくいことがあります。
そのときは結論を出そうと頑張らず、気になる点を短くメモして翌日に持ち越すのもよさそうです。
物語の答えがまだ分からないことを、すぐに解消しなければならない問題にしないでいたいです。
次の話を待つ余白そのものが、連続ドラマの楽しみでもあるからです。
ファン同士の感想を読む際も、すべての考察を把握する必要はないと思います。
自分が面白いと感じた視点を一つ見つけるだけでも、作品の見え方が少し広がります。
同時に、まだ見ていない方への配慮として、感想を共有する際はネタバレの範囲にも気を配りたいです。
見終わった人の盛り上がりと、これから見る人の楽しみが両方守られると、作品をめぐる会話も心地よくなります。
今回の再始動が、多くの人にとって待っていてよかったと思える時間になればうれしいです。
私も続きを楽しみにしながら、翌日の生活まで気持ちよく過ごせるペースで作品に向き合いたいと思います。
引用文献
- ※1 Exelmans L, Van den Bulck J「Binge Viewing, Sleep, and the Role of Pre-Sleep Arousal」Journal of Clinical Sleep Medicine、2017年。
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/28728618/ - ※2「The Role of Cliffhangers in Serial Entertainment: An Experiment on Cliffhangers’ Effects on Enjoyment, Arousal, and Intention to Continue Watching」。
著者公開の研究論文

























