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上司の「さん付け」、あなたの会社は?職場ごとの違いがXで話題に

上司を「○○さん」と呼ぶことへの支持が増えているというニュースに、Xでは自分の職場の呼び方を紹介する声が寄せられています。

そこで本記事では、今回のニュースを入り口に、気になる情報や役立つ豆知識などを、以下の4つの構成でご紹介します。

  1. 上司の「さん付け」を巡るニュース紹介。
  2. 「名前の印象と仕事のリズム」に関する2つの豆知識。
    短くて発音しやすい社名は評価と関係する!?投資家の判断に関わる「名前の流暢性」
    仕事や勉強がはかどるのは火曜日?調査から考える、自分の集中しやすい時間
  3. Xのコメントまとめ。
  4. 筆者の感想。

今回のニュースに注目しながら、名前の印象や仕事のリズムにまつわる豆知識も身につけていただき、普段の働き方について改めて考えるきっかけになれば幸いです。

それでは早速、上司への呼びかけ方を巡るニュースから見ていきましょう。

上司の「さん付け」を巡るニュース情報

今回の上司への呼びかけ方に関するニュースをまとめました👇

今回の名前で呼びかける習慣を巡るニュースをきっかけに、名前が与える印象と集中しやすい時間にまつわる、仕事に役立つ2つの豆知識をご紹介します。

短くて発音しやすい社名は評価と関係する!?
投資家の判断に関わる「名前の流暢性」

同じような会社でも、名前の読みやすさによって印象が変わることはあるのでしょうか。

短くてすぐに読める名前と、発音を考えないと読めない名前では、受け止め方が違うかもしれません。

2013年に発表された研究では、社名の短さや発音のしやすさと、投資家の認知や企業価値との関係が調べられました。※1

名前と企業の評価に、どのような関係が見られたのかをご紹介します。

短くて発音しやすい社名と企業の評価。

研究を行ったのは、T・クリフトン・グリーン氏とラッセル・ジェイム氏です。※1

研究では、短くて発音しやすい社名を持つ企業ほど、株式の保有者の広がりや取引の活発さ、企業の評価倍率が高いという関係が見られました。※1

ここで扱われているのは、CEO個人の名前ではなく、会社の名前です。※1

また、企業の評価が高いことと、将来の株価が大きく上がることは同じではありません。

「短い社名なら儲かる」と単純化せず、名前の特徴と市場での評価に関連が見られた研究として読むことが大切です。

人は「処理しやすい名前」に親しみを感じることがある。

この研究で注目されたのが、「流暢性」という考え方です。※1

ここでいう流暢性は、話し上手という意味ではなく、情報をどれだけ容易に処理できるかを指しています。※1

例えば、初めて見た名前でもすぐに読めれば、読み方を考えるために立ち止まらずに済みます。

研究では、こうした処理のしやすさが、親しみや好ましさを感じる判断と関係するという心理学の知見が背景にあります。※1

名前から受ける印象が、企業の中身を詳しく調べる前の判断に関わる可能性があるのです。※1

だからこそ、名前を見て感じた印象と、実際に確認できる情報は分けて考えたいですね。

社名変更でも関連が調べられている。

研究では、もともとの社名だけでなく、社名を変更した企業も分析されています。※1

社名の流暢性が高まる変更は、株式の保有者の広がりや流動性、企業価値の増加と関連していました。※1

ただし、名前を変えれば、どの会社でも同じ効果が得られるという意味ではありません。

会社の名前を考えるときには、短さだけでなく、事業を想像しやすいか、他社と区別できるか、口頭でも伝えやすいかを検討してみるとよさそうです。

名刺交換や電話での説明など、実際にその名前を使う場面を思い浮かべると、読みやすさの意味を考えやすくなります。

名前の読みやすさは、相手が企業を認識する入り口の一つになり得ます。

一方で、名前の印象だけでは、その会社の実力までは分かりません。

親しみやすい名前に目が留まったときこそ、事業の内容や実績にも目を向けてみたいですね。

仕事や勉強がはかどるのは火曜日?
調査から考える、自分の集中しやすい時間

一週間の中で、仕事が進みやすいと感じる曜日はありますか。

週明けに勢いが出る人もいれば、予定が落ち着いてから集中できる人もいるでしょう。

人材サービス会社Accountempsが2013年に発表した調査では、最も生産的な曜日として「火曜日」が最多の回答を集めました。※2

この調査を手がかりに、仕事の予定を立てるときのヒントを考えてみます。

39%の人事マネージャーが火曜日を選んだ。

調査は、従業員20人以上の米国企業に勤める、300人を超える人事マネージャーへの聞き取りに基づいています。※2

従業員が一般に最も生産的だと思う曜日を尋ねたところ、火曜日は39%、月曜日は24%、水曜日は14%でした。※2

「特定の曜日はない」という回答も14%ありました。※2

これは、各曜日の仕事量を実測して比較した結果ではなく、人事マネージャーの見方を集めた調査です。※2

「誰でも火曜日に能力が上がる」という決まりとしてではなく、職場でどのような曜日が評価されたかを示す数字として捉えましょう。

月曜日の準備が火曜日の集中につながることもある。

Accountempsの発表では、月曜日に前週の仕事を整理し、その週の計画を立てる人が多いことが、背景の一つとして説明されています。※2

火曜日には、個別の作業に集中する時間を取りやすくなるかもしれないという見方です。※2

例えば、月曜日に関係者への確認や必要な資料の準備を済ませれば、その後は作業をまとめて進めやすくなります。

一方、月曜日が忙しくない仕事や、曜日で業務内容が大きく変わる仕事では、違うリズムになるでしょう。

大切なのは、曜日の名前に合わせることより、自分の予定がいつ落ち着くかを把握することです。

「午前10時」にこだわらず、自分の集中時間を探す。

この調査から、火曜日の午前10時がすべての人に最適だとは言えません。

Accountempsも、重要な仕事は自分が最も生産的な時間帯に取り組むよう提案しています。※2

まずは数日間、作業を始めた時刻と、集中できた感覚を簡単に記録してみましょう。

朝は文章を考えやすい、昼過ぎは確認作業を進めやすいなど、自分なりの傾向が見えてくるかもしれません。

集中しやすい時間が分かったら、可能な範囲で、その時間に優先度の高い作業を置いてみてください。

予定を詰め込みすぎず、急な確認や変更が入る余裕も残しておくと、計画を続けやすくなりそうです。

火曜日を選んだ人が多かったという調査は、週間スケジュールを見直すきっかけになります。

ただし、集中しやすい曜日や時刻は、仕事内容や生活のリズムによって異なります。

自分が進めやすい時間を知り、その時間を上手に使うことから始めてみましょう。

Xのコメントまとめ

それでは、上司の「さん付け」を巡るニュースについて、Xで寄せられたコメントをまとめましたので、紹介していきます。

筆者のコメント

上司を「さん」で呼ぶことがニュースになる一方で、Xには「ずっとそうしてきた」という声もあり、職場によって当たり前が違うことを改めて感じました。

同じ社会人でも、働いてきた会社や業界が違えば、普段使う言葉の感覚も変わるのでしょう。

自分にとって自然な呼び方が、別の職場では少し意外に受け止められることもありそうです。

私は、こうした違いを知れるところが、今回のニュースの面白さだと思いました。

「自分の会社ではこうだから、どこでも同じはず」と考える前に、相手の職場には別の習慣があるかもしれないと想像したいです。

特に、新しく入社した人は、仕事内容だけでなく、誰をどう呼ぶかという小さなことにも気を使っていると思います。

名字で呼んでよいのか、役職を付けた方がよいのか、周囲を見ながら判断する場面は珍しくありません。

そんなときに「うちでは全員さん付けですよ」と最初に伝えてもらえるだけで、迷いはかなり減りそうです。

呼び方のルールは、慣れている人には説明するほどのことに思えなくても、初めて来た人には大事な情報なのですね。

また、名字で呼ぶ習慣には、異動や昇進があっても呼び方を変えずに済むという分かりやすさがあります。

役職が変わるたびに呼び方を覚え直すより、普段から名前で接する方が自然だと感じる人もいるでしょう。

一方で、役職名が、誰に何を相談するかを把握する助けになる場合もあると思います。

それぞれの職場で、伝わりやすく、相手にも無理のない方法を選べればよいのではないでしょうか。

今回の豆知識で取り上げた名前の研究も、私たちが情報を受け取る入り口について考えるきっかけになりました。

読みやすい名前には親しみを感じやすいとしても、それだけで会社や人の中身を判断してしまうのは避けたいです。

呼びやすさを大切にしながら、実際の仕事ぶりや、普段の対応にも目を向ける姿勢を持ちたいと思います。

働く時間についても、「火曜日がよい」と聞いて、そのまま全員に当てはめる必要はないと感じました。

朝から集中できる人もいれば、周囲が落ち着いた時間に力を発揮する人もいます。

職場の習慣を整えるときには、こうした違いにも少し余裕があると、働きやすさにつながりそうです。

私は今回のニュースを、呼び方の正解を一つに決める話というより、身近な習慣を見直すきっかけとして受け止めました。

名前の呼び方も、仕事を進める時間も、お互いがやりやすい形を話し合える職場であってほしいです。

引用文献

  1. ※1 Green, T. C., & Jame, R.(2013)「Company name fluency, investor recognition, and firm value」Journal of Financial Economics, 109(3), 813–834。

    https://russelljame.com/Fluency_JFE_2013.pdf

  2. ※2 Accountemps/Robert Half(2013年12月16日)「Workplace Productivity Peaks On Tuesday」。

    https://press.roberthalf.com/2013-12-16-Workplace-Productivity-Peaks-On-Tuesday

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