
明日花キララさんが投稿した19年前と今の二人の姿に、懐かしさや驚きを伝える声が寄せられています。
そこで今回は、昔と今の二人を紹介した投稿をきっかけに、次の4つの構成で話題の情報と身近な豆知識をご紹介します。
- 明日花キララさんが紹介した二人の今昔のニュース紹介。
- 「匂いの好みと失恋の痛み」に関する2つの豆知識。
汗の「匂い」が恋愛の相性を教えてくれる──免疫遺伝子と嗅覚の驚く関係
「胸が痛い」は本当だった──失恋の痛みは、火傷と同じ場所で脳が反応している
- Xのコメントまとめ。
- 筆者の感想。
今回の話題を楽しみながら、匂いの好みや心の痛みに関する研究にも触れ、人を好きになる感覚や関係の変化を考えるヒントになれば幸いです。
それでは早速、二人の昔と今が伝わる投稿から見ていきましょう。
明日花キララさんが紹介した二人の今昔のニュース情報
今回の二人の昔と今が分かる投稿はこちらです👇。
今回の年月を経た二人の姿を入り口に、人に惹かれる感覚や関係の変化で感じる心の痛みについて、研究から分かる2つの豆知識をご紹介します。
汗の「匂い」が恋愛の相性を教えてくれる──
免疫遺伝子と嗅覚の驚く関係
「なんとなくあの人の匂いが好き」という感覚を、経験したことはありませんか。
匂いの好みと、免疫に関わる遺伝子との関連を調べた研究があります。
スイスの研究者らによる「汗のTシャツ実験」は、人の体臭の評価に遺伝的な違いが関わる可能性を示しました※1。
「汗のTシャツ実験」とは何か?
1995年、クラウス・ヴェデキント博士らは男性44人と女性49人のHLAの型を調べ、男性が2晩着用したTシャツの匂いを女性に評価してもらいました※1。
男性には、香りのある製品など、体臭に影響し得るものを避けるよう求め、女性は複数のTシャツの匂いを評価しました※1。
経口避妊薬を使っていない女性では、自分とMHCの型が異なる男性の匂いを、より好ましく感じる傾向が報告されました※1。
MHC遺伝子(主要組織適合複合体)とは?
MHCは免疫に重要な役割を持つ遺伝子群で、ヒトではHLAと呼ばれ、病原体などに由来する情報を免疫細胞に提示する仕組みに関わっています。
異なる型の相手との間では、子どものMHCの組み合わせが多様になる可能性があり、匂いの好みを説明する仮説の一つになっています※1。
ただし、匂いが好きなら遺伝子レベルで最良の相手であると判定できる、という実験ではありません。
日常生活への示唆(しさ=ヒント)
この結果は、人の匂いの評価にも免疫関連遺伝子が関わり得るという、興味深い手がかりです。
実験で香りの強い製品を避けたことは、香水や消臭剤が恋愛の相性を狂わせると証明したこととは異なります。
経口避妊薬を使用している女性では逆方向の傾向が報告されましたが、薬の使用をこの実験だけで判断することはできません※1。
匂いの好みと免疫関連遺伝子には関係があるかもしれませんが、感情や経験と切り離して相性を決める検査にはなりません。
「汗のTシャツ実験」は人の嗅覚と遺伝子の関係を考える研究であり、実際の交際の成功や結婚の持続を直接調べた研究ではないのです。
「胸が痛い」は本当だった──
失恋の痛みは、火傷と同じ場所で脳が反応している
失恋をして「胸が痛い」と感じるほどつらくなる経験は、単なる言葉の比喩だけでは捉えきれないのかもしれません。
ミシガン大学のイーサン・クロス博士らは、強い拒絶感を思い出す課題と、熱による身体的な痛みの課題で、一部の脳領域の活動が重なることを報告しました※2。
fMRI(脳スキャン)が示した衝撃の結果
2011年の研究では、過去6か月以内に望まない別れを経験した40人が、元交際相手の写真を見て別れを思い出す課題などに取り組みました※2。
同じ参加者に前腕への痛みを伴う熱刺激を与え、fMRIで比較したところ、二次体性感覚野や背側後部島皮質などに活動の重なりが見られました※2。
この研究は学術誌『Proceedings of the National Academy of Sciences』に掲載されましたが、実際に火傷を負わせた実験ではありません※2。
なぜ恋愛の痛みは「身体的」なのか
研究者らは、社会的なつながりを失う痛みと身体的な痛みの関係を、脳の仕組みから検討しています。
人との結び付きが生存に重要だったという進化的な説明は考えられますが、この実験だけで、その成り立ちまで確定できるわけではありません。
また、同じ領域が活動しても、神経回路の細かな働きや体験のすべてが同一とは限らず、後の研究では両者を区別する活動パターンも報告されています※3。
「失恋を乗り越える」ことの科学的意味
この実験は、失恋から何日で回復するか、どんな方法が最も有効かを調べたものではありません。
元交際相手の写真で強い拒絶感が引き起こされた結果から、写真を見る行為が必ず回復を遅らせるとは言い切れません。
気持ちを書き出すことや、誰かに話すことを考える際にも、この脳画像研究が特定のセルフケアの効果を証明したわけではないと区別しておきたいですね。
失恋のつらさと身体的な痛みには、脳活動が重なる面があると報告されています。
だからといって、失恋で胸の組織が火傷と同じように傷つくという意味ではありません。
つらさの感じ方や回復の歩みを一律に決めず、その人の気持ちやペースを大切にしたいものです。
Xのコメントまとめ
それでは、二人の昔と今を紹介した投稿に寄せられたXのコメントを見ていきましょう。
筆者のコメント
今回の投稿で私が面白いと感じたのは、言葉を最後まで読んだときに、最初の印象が少し変わるところです。
19年後も隣にいるという紹介だけなら、長い縁をしっとりと振り返る話として受け取ったかもしれません。
ところが、最後に台本の存在が添えられ、今の二人の並び方に仕事の場面ならではの意味が加わります。
昔の写真の懐かしさと、現在の活動の空気を、短い文章の中で一緒に伝えている点が印象に残りました。
SNSでは、目に入った一文だけで内容を判断してしまうことが少なくありません。
だからこそ今回は、結びの一言まで読むことで味わいが増す投稿だと感じます。
画像にも過去と現在という対比があり、文章と写真を行き来する楽しさがあります。
添付された当時の姿には、その時代の髪型や装いがあり、懐かしさを覚える人がいるのも分かる気がします。
当時を知らなくても、長い年月の前後で同じ二人が並ぶと、それぞれにどんな時間があったのかと想像が広がります。
ただ、その想像はあくまで見る側のもので、本人たちの今の気持ちを説明するものではありません。
過去の写真が公開されたからといって、現在の交際や復縁まで結び付ける必要はないと思います。
投稿そのものが見せている、時間を経た共演や二人の姿に注目するだけでも十分に興味深いです。
私は特に、以前の時間を共有した相手と、違う場面で再び並ぶことの不思議さを考えました。
誰にでも同じような再会があるわけではありませんが、久しぶりに会った人と話すと、昔の感覚がふと戻ることがあります。
その一方で、今の仕事や生活を話すと、お互いに変わった部分にも気付くものです。
今回の投稿からも、変わらないものと変わったものが同時にある面白さを感じました。
返信の中には昔の雰囲気を懐かしむ声があり、長く見てきた人ならではの視点が伝わってきます。
こうした反応まで含めると、一枚の写真が本人だけでなく、見てきた人の記憶にもつながっていることが分かります。
また、過去の姿を今の発信に取り入れるには、少し照れくささもあるのではないかと、私は想像しました。
それを重い告白ではなく、最後にユーモアを添えて紹介しているところが、親しみやすさにつながっているように思います。
話題の大きさだけに目を向けるのではなく、本人の文章の間合いや、写真の見せ方も楽しみたいです。
今回のように、短い言葉から過去と今を感じられる投稿は、読んだ後にも穏やかな余韻が残ります。
引用文献
- ※1 Wedekind, C. ほか(1995)「MHC-dependent mate preferences in humans」 https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/7630893/
- ※2 Kross, E. ほか(2011)「Social rejection shares somatosensory representations with physical pain」 https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC3076808/
- ※3 Woo, C.-W. ほか(2014)「Separate neural representations for physical pain and social rejection」 https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC4285151/



























