「SNS引退」から「当選確実」へ　へずまりゅう奈良市議選で何が変わったのか？

正直、このニュースには驚きを隠せませんでした。へずまりゅうさんといえば、数年前までは「迷惑系YouTuber」の代表格として炎上の常連でしたし、悪い意味でSNSの話題をさらっていた人物です。まさかそんな彼が政治の世界に足を踏み入れ、しかも奈良市議会選挙で「当確」を決めるとは、時代が変わったとしか言いようがありません。

もちろん過去の行いが帳消しになるわけではありませんが、SNS時代の「話題性」や「知名度」が地方選挙においてこれほどの影響力を持つことを改めて実感しました。前回の参院補選では6809票と散々な結果でしたが、そこからのリベンジとしても、彼の戦略は間違っていなかったのでしょう。やはり「諦めない」ということは強いですね。

一方で、奈良市民の中には「迷惑系だった人が市議なんて」と否定的な声も多いのは事実です。SNS上でも「話題性だけで票を集めるのは違う」「奈良市大丈夫か」といった冷ややかな反応が目立ちました。ですが逆に「行動力がある」「知名度があれば議会でも発信できる」という肯定派の意見も一定数存在し、評価は大きく分かれています。

個人的には、彼の「市議になったからには真剣に取り組む」といった覚悟が本物なのかどうか、これからが本当の勝負だと思います。過去のキャラやイメージが強い分、議会での振る舞いや実績が問われますし、もし何か不祥事でも起これば「やっぱりな」と言われてしまうでしょう。

それでも、一度決まった以上はしっかりと責任を果たしてほしいですね。市民の声を拾い上げ、SNSでの発信力を活かして地方政治を盛り上げてくれるなら、それは彼にしかできない役割かもしれません。結局のところ、実績こそが全ての評価基準になるので、迷惑系から市議への転身が「成功」と言えるのかは、これからの行動にかかっていると思います。期待半分、懸念半分、というのが正直な気持ちです。