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INI佐野雄大、療養に専念へ…適応障害公表に寄せられた応援

活動を休止しているINIの佐野雄大さんについて、適応障害の診断と今後の療養方針が発表されました。

本記事では、佐野さんの療養に関する発表をきっかけに、次の4つの構成でニュースと関連する豆知識をご紹介します。

  1. 佐野雄大さんの休養に関するニュース紹介。
  2. 「心の負担と意欲の仕組み」に関する2つの豆知識。日曜の夜がつらい、月曜日の憂鬱を感じるのは⚪︎⚪︎に多い!?

    京都大学が発見!「失敗した瞬間」に脳がやる気を出す驚きのメカニズム


  3. Xのコメントまとめ。
  4. 筆者の感想。

今回のニュースに注目しながら、心の負担と意欲の仕組みにまつわる豆知識も身につけていただき、休む人を支えることについて改めて考えるきっかけになれば幸いです。

それでは早速、佐野雄大さんのニュースから見ていきましょう。

佐野雄大さんのニュース情報

今回の佐野雄大さんの関連ニュースをまとめました👇。

今回の佐野さんの休養の発表をきっかけに、心の負担と意欲の仕組みについて、知っておきたい2つの豆知識をご紹介します。

日曜の夜がつらい、月曜日の憂鬱を感じるのは⚪︎⚪︎に多い!?

「明日月曜日か…」と日曜日の夜に憂鬱になった経験、ありませんか?

実はこれ、あなただけではありません。

2018年に江崎グリコが1,200人を対象に行った調査で、働く女性の86.5%、働く男性の77.5%が「月曜日が憂鬱」と回答していることが明らかになりました。※1

この記事では、調査で見られた月曜日への気分と、回答者が行っていた気分転換を紹介します。

20代の女性は90.0%、男性は88.0%

江崎グリコの調査で最も驚くべきは、20代の数字です。

20代の働く男性は88.0%、働く女性はなんと90.0%が「月曜日は憂鬱」と回答しました。※1

この調査では、20代の働く男女で月曜日を憂鬱と感じる割合が高い結果でした。

一方、専業主婦の場合は62.8%と、働く男女より低い割合でした。※1

ただし、この差の原因が仕事への復帰にあると、調査だけで決めることはできません。

専業主婦全体では21.0%、30代と40代では約24〜25%が土曜日を憂鬱と回答しました。※1

曜日ごとの感じ方には生活環境の違いも考えられますが、その原因までは確定していません。

女性が男性より月曜日を憂鬱に感じる理由

働く女性と男性の回答には9.0ポイントの差がありましたが、なぜ差が出たのでしょうか。

この調査は、性別による回答の違いを示していますが、その原因を検証した研究ではありません。

家事や育児、仕事の負担、休日の過ごし方は、性別だけで一括りにできないものです。

また、職場の環境や人間関係も、それぞれの人によって異なります。

数字を性格や性別の特徴と結び付けず、その人が置かれている状況を具体的に考えることが大切です。

回答者が実践していた気分転換

江崎グリコの調査では、憂鬱な気分への対策も調査されました。※1

7割以上の人が何らかの対策を実践しており、男性は「お酒」、女性は「好きな食べ物」や「甘いもの」を選ぶ傾向がありました。※1

憂鬱な日の対策にアイスを挙げた専業主婦は26.3%、20代の専業主婦では39.8%でした。※1

「好きな食べ物」や「アイス」は気分転換の効果を感じたという回答がありましたが、これは自己申告であり、治療効果を確かめた結果ではありません。※1

発表資料では、手軽に楽しみを取り入れる工夫も紹介されていますが、気分転換と医療的な対応は分けて考える必要があります。※1

例えば月曜日に小さな楽しみを用意する工夫は考えられますが、つらさが続く場合にそれだけで対処できるとは限りません。

月曜日の憂鬱は、多くの人が抱える共通の悩みです。

今回の調査では、働く女性や20代で高い割合が見られました。

小さな楽しみを見つけて、自分なりの月曜日の乗り越え方を見つけることが大切ですね。

京都大学が発見!
「失敗した瞬間」に脳がやる気を出す驚きのメカニズム

大きな目標を立てたのに失敗してしまった…そんな経験、ありますか?

失望した後に、やる気が出ず、次の挑戦が難しくなることもあります。

しかし、2023年に京都大学の研究チームが、驚くべき発見をしました。

ラットの実験で、期待した報酬が得られなかった直後に活動し、目標への行動を支えるドーパミン神経細胞が見つかったのです。※2

この記事では、「失望を乗り越える脳のメカニズム」について、2023年の研究をもとに解説します。

従来の常識を覆す「期待外れドーパミン」の発見

従来、ドーパミンは「報酬を得た時に増える物質」として知られていました。

しかし、京都大学大学院医学研究科の小川正晃特定准教授らの研究チームは、まったく逆の働きをするドーパミン神経細胞を発見しました。※2

この神経細胞は、期待した報酬が得られなかった時に活動が増えるという特徴を持っています。※2

期待外れの後でも行動を続ける仕組みを、神経細胞の働きから説明する発見です。

この研究は、2023年3月に国際学術誌「Science Advances」に掲載されました。※2

「また挑戦しよう」と思える脳の仕組み

では、この「期待外れドーパミン」は、どのように働くのでしょうか。

研究チームは、ラット(実験用のネズミ)を使った実験で、このメカニズムを解明しました。※2

ラットに報酬を与える課題を行わせ、時々報酬を与えないという「期待外れ」の状況を作りました。

すると、期待外れが生じた直後に、特定のドーパミン神経細胞の活動が増加することがわかったのです。※2

この神経細胞の働きが、期待外れの後の次の試行への行動を支えることが示されました。※2

ただし、人間なら誰でも失望から自動的に回復できると証明した研究ではありません。

うつ病や依存症治療への応用の可能性

この発見は、基礎研究にとどまらず、医療への応用も期待されています。

うつ病の患者さんは、しばしば「何をやってもうまくいかない」という慢性的な失望感に苦しみます。

こうした意欲を支える回路の理解が進めば、うつ病などの病態研究や将来の治療法開発につながる可能性があります。※2

大学の発表では、依存症などの研究への貢献にも期待が示されていますが、治療法として確立したわけではありません。※2

研究チームは、意欲や期待外れに関わる精神疾患の理解に、この発見が役立つことを期待しています。※2

私たちの日常生活においても、この発見は示唆に富んでいます。

行動を続ける仕組みの研究は興味深いものですが、つらい人に「脳が頑張るから大丈夫」と努力を求める根拠にはなりません。

期待外れの後に活動する神経細胞の発見は、ラットの目標行動を支える仕組みを示しています。

人の意欲を理解する手掛かりとして、今後の研究が期待されます。

次に何かに失敗した時も、すぐ立ち直ることを自分に義務付けず、必要な休みや支えを大切にしてください。

Xのコメントまとめ

それでは、佐野雄大さんのニュースへの反応や、9月18日の活動休止発表への応援について、Xで寄せられたコメントをまとめましたので、紹介していきます。

筆者のコメント

今回の発表で私が強く感じたのは、活動を続ける姿だけでなく、休むという選択にも敬意を向けたいということです。

佐野雄大さんの出演を楽しみにしていた人には、予定変更を残念に思う気持ちもあるでしょう。

その思いを持つことと、ご本人の療養を尊重することは、矛盾しないと思います。

寂しいけれど、安心して休んでほしいという応援は、どちらの気持ちも大切にした言葉に見えました。

病名が公表されると、私たちは理由や復帰時期を知りたくなることがあります。

しかし、発表されていない事情を想像しても、正しい理解に近づけるとは限りません。

本人の状態を知らないまま、仕事が原因だった、誰かに問題があったと結び付けるのは控えたいです。

今回紹介した曜日の調査からは、日常の予定に憂鬱さを感じる人が少なくないことが分かります。

ただし、月曜日が苦手という感覚と、医師による診断は同じものではありません。

多くの人もつらいのだから頑張れるはず、と比較するために調査を使うべきではないと思います。

誰にでもある気分の波を知ることは、人のつらさを軽く扱う理由ではなく、話を聞く入口になってほしいです。

楽しみを用意する工夫が気分転換になる人もいれば、それだけでは対応できない人もいます。

相手が何を必要としているかを決め付けず、休みや専門的な支えが必要な場合も尊重したいです。

失望の後の行動を支える神経細胞の研究も、とても興味深い話でした。

一方で、脳には立ち直る仕組みがあるのだから大丈夫、と本人を励ますつもりで負担をかけることには注意したいです。

ラットの実験で得られた発見は、人間の回復の速さを約束するものではありません。

立ち直りに時間がかかる人を、意志が弱いと評価する材料にもならないはずです。

応援する側が力になろうとして、元気な報告を求めすぎてしまうこともあると思います。

そんな時には、報告がなくても応援は続けられる、と自分に言い聞かせたいです。

これまでの楽曲や映像を楽しむこと、グループの活動を温かく見守ることも、応援の一つです。

休養中の方には、ファンに安心を届ける仕事まで背負ってほしくありません。

回復を願う気持ちは、期限や条件を付けずに持ち続けたいです。

今回のニュースを通して、身近な人の不調に接する時も、まず困っていることを聞ける姿勢を大切にしたいと思いました。

佐野さんが必要な治療と休養を受けながら、安心できる時間を重ねられることを願っています。

引用文献

  1. ※1 江崎グリコ/共同通信PRワイヤー「憂鬱な曜日調査」
    https://kyodonewsprwire.jp/release/201803262310
  2. ※2 京都大学「目標に向けて努力し続けられる脳の仕組みを解明」
    https://www.kyoto-u.ac.jp/ja/research-news/2023-03-13
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